夜の街で有名、元警察官の男とは 大阪府警汚職 | MBS 関西のニュース

 大阪府警の現役警察官が、捜査情報を漏らす見返りにキャバクラなどで接待を受けていたとされる事件。9日、3人の被告が起訴されました。起訴されたのは大阪府警OBの阿田裕俊被告と2人の現役警察官。3人はかつての同僚でした。去年9月から1月にかけ、阿田被告がキャバクラなどで2人に約40万円の接待をし、捜査情報を教えてもらっていたといいます。阿田被告はキタの風俗営業の世界では有名な存在で、大阪府警内部でも「気をつけろ」と言われていた人物でした。 大阪・キタの繁華街。キャバクラなどの飲食店が立ち並びます。MBSは事件直後、1人の男の評判を聞きつけました。 「大阪府警OBの阿田被告。この街の風俗店関係者にはよく知られた存在だったといいます」(阿部雄気記者リポート) 夜の街で知られた存在、大阪府警OBの阿田裕俊被告(33)です。 「悪質というかあくどいですよね」(キタに詳しい男性) キタをよく知る男性によると、阿田被告は自ら捜査情報を提供すると風俗店に売り込んでいたといいます。 Q.(阿田被告は)有名だった? 「ですね。いろんな人から聞いてました。堂山町の風俗営業店に『情報料をまずよこせ』と。『そうしたらこちらから情報を提供する』と」(キタに詳しい男性) Q.情報とは? 「警察絡みの情報やったみたいです」 阿田被告が情報を手に入れるために使ったのは、かつての同僚でした。大阪府警OBの阿田被告は、4年前、曽根崎署で風俗店の摘発などをともに担当していた現役警察官(当時)の2人に目を付けます。阿田被告は一番年下ですが、先に配属されていたため、2人を指導する関係にあったといいます。阿田被告はその2人をキャバクラなどで接待。その見返りとして捜査対象になっている店の名前、摘発の時期などを得ていたとされています。 Q.(自分を)警察OBと言っていた? 「はい。普通の方が『警察の情報出すからカネくれ』と言っても信用しませんけど、警察OBだったら信用しますよね。堂々と名刺を作っていると聞いたので」(キタに詳しい男性) 今回の事件は今年1月、摘発された風俗店関係者が「元警察官から情報提供を受けていた」と供述し、発覚しました。 「1月頃から噂で『現職の警察官が情報漏らしている』とチラチラ聞いていたが、この事件が明るみになるまでは半信半疑でしたね」(キタに詳しい男性) 一方、2人の警察官は警察の取り調べに対し、こう供述していたといいます。 「まさか他人に話すことはないと考えていた」(篠原渉被告) 「誘いを断れず、キャバクラの接待が弱みとなって、捜査情報を教えてしまった」(小野勇気被告) 阿田被告は2人のほかにも複数の現役警察官に接触を図っていたといいます。大阪府警のOBと現役警察官の癒着で起きた汚職事件。落ちた信頼をどう取り戻すのか、府民は見つめています。

詳細を読む